@techreport{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00010059, author = {久保, 雅敬}, month = {May}, note = {application/pdf, 両末端にアミノプロピル基を有するポリジメチルシロキサン(分子量:3000)とアリルオキシイソフタル酸との1:1縮合を高度希釈条件で行い、アリルオキシ基を有する環状ポリジメチルシロキサンを合成した。次に、ペンタメチルシクロトリシロキサンとのヒドロシリル化反応を行い、環状ポリジメチルシロキサンに重合性官能基を導入した。得られた環状マクロモノマーとオクタメチルシクロテトラシロキサンとのアニオン共重合を、カリウムメトキシドを開始剤としたバルク条件で行い、ゲル状固体を得た。得られたゲル状固体は、無色透明なゴム状で、テトラヒドロフランやヘキサンに対し、良好な膨潤性を示した。さらに、対照実験として、重合性官能基を持たない環状ポリジメチルシロキサンの存在下で、オクタメチルシクロテトラシロキサンを行ったところ、ゲル化は観測されなかった。従って、環状シロキサンに基づいた環状マクロモノマーとオクタメチルシクロテトラシロキサンとの共重合によって観測されたゲル化は、共重合過程において、重合成長鎖が、環状ポリジメチルシロキサン部位を糸通しすることによって、機械的な結合が完成し、結果として、移動架橋を有する三次元構造が形成されたことがわかった。このような架橋ポリジメチルシロキサンにおいては、架橋点が移動することができるので、高分子鎖の運動性が高く保持されており、伸長性に富み、対衝撃性に優れるシリコーン樹脂として期待される。, 平成18〜19年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書, 津, 環状マクロモノマーを用いるトポロジカルゲルの合成, 18550109}, title = {移動架橋を有するネットワーク高分子の合成研究}, year = {2008} }