@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00010152, author = {舟橋, 紀男 and 宮崎, 照雄 and 小寺, 和郎 and 窪田, 三朗}, issue = {2}, journal = {魚病研究}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 愛知県三河地方で, '73年4月下旬頃から体長10 cm前後の養殖アユに発症したビブリオ病および本病魚から分離・培養したVibrio anguillarum について表皮塗布と筋注による復元実験を行ない, それぞれの病魚について病理組織学的検索を行なったところ下記のような結果を得た。 1.初期病徴は表皮の脱落ならびに真皮結合織層の炎症性反応と著しい細菌の増殖で, 真皮で増殖した細菌は皮下間質および体側筋隔壁に沿って伝播増殖し, ついで筋鞘を冒し, 筋の変性壊死へと導く像が得られた。重篤な症例では, これらの所見に加えて全身各職器の血管間葉性組織に細菌感染が認められた。以上の結果から, 本症の死困は皮膚を初感染巣として第二次性敗血症によるものと判定された。 2. 復元実験例のうち皮膚塗布例は自然発症例と酷似したが, 腎糸球体の病変はそれぞれ異なっていた。自然発症例では糸球体内皮細胞の腫大を, 皮膚塗布例では糸球体の富核と軽度の変性を, 筋注例では糸球体血管の変性壊死を, 各々示した。なお, 筋注例の死因は第一次性敗血症とみなされた。 3. 自然発症例についても漿液性炎の強い場合, 出血性炎の強い場合があった。 4. 以上の所見について, 主に宿主と寄生体との相互関係を重点にして考察を加えた。}, pages = {136--143}, title = {アユのビブリオ病の病理組織学的研究}, volume = {8}, year = {1974} }