@techreport{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00010715, author = {葛葉, 泰久 and 小松, 陽介 and 庄, 建冶朗 and 飯塚, 聡 and 友杉, 邦雄 and 岸井, 徳雄 and 中川, 勝広}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本研究の主な研究テーマは,1)未観測域での水文量の予測と,2)GCM等から得られる解像度の粗いデータのダウンスケーリングである.まず,1)に関し,地域水文量頻度解析(地域総合化)という手法を用いて,降水量や河川流量の,(データのない地域での)予測ができるかどうかを検討した.結果として, 日本においても,この手法が充分な精度で,予測手法として用いられる可能性があることとを示した.欧米では,この手法の研究が昔から精力的になされ,非常に進んでいるが,我が国では,一部の研究者以外にはほとんど知られていない手法で,今まで,我が国のデータを用いた研究は,ほとんどなかった.我々のグループでは,まず,総説として,今までの欧米の研究状況を学会誌で解説し,それに加え,我が国独自の手法についての研究成果を発表した.2)については, 時間的に解像度の粗い,気象庁から提供された,将来気候の計算データを用い,時間的スケールダウンをして,将来気候に関して何が結論付けられるかを検討した.その結果,将来の,非常に強い台風の増加傾向を示唆する結果を示すことができた.また,気象庁が一般に提供しているこのデータセットを用いた「温暖化予測」は,予測結果の検定がなされておらず,統計的な有意性が不明確である.我々のグループでは,Welchの検定手法を用い,このデータの有意性,つまり,将来(例えば100年後)に,温暖化によって気候が「有意に変化するかどうか」を示した. なお,1)に関し,L-momentを用いた,降水量の地域総合化に関する検討結果も得ており,この手法を用いて,河川計画における計画降雨算定に有効であるか否かを検討中であるが,この結果は,本報告書提出後に,論文として発表する予定である., 平成16年度~平成18年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書, 津, Analysis of multifractal properties of temporal and spatial precipitation data in Japan, 地域洪水頻度解析・スケーリングとPUB, 地域洪水頻度解析と洪水災害予測 : 石狩川流域のスケーリングと洪水氾濫図, 沖縄偏波降雨レーダ(COBRA)を用いた降雨の鉛直構造特性に関する研究, Niño 3 海域の海面水温変動と東京における豪雨発生, 大気海洋結合モデルにおけるENSOと台風発生との関係, Role of spatial variability of rainfall intensity : improvement of Eagleson’s classical model to explain the relationship between the coefficient of variation of annual maximum discharge and catchment size, 2004年台風21号と前線による豪雨災害, 気候統一シナリオによる日本の水文・気象環境の将来予測, 400MHz帯ウィンドプロファイラを用いた融解層より上層における粒径分布の推定手法の開発, 九州中東部でのIDFカーブの作成と2005年台風14号による豪雨の統計的評価, Rainfall estimation from C-band polarimetric radar in Okinawa, Japan : comparisons with 2D-video disdrometer and 400MHz wind profiler, 400MHz帯ウィンドプロファイラおよびCOBRAを用いた融解層上層の粒径分布推定手法の開発, Impact of ENSO on landfall characteristics of tropical cyclones over the western North Pacific during the summer monsoon season, 最新型二偏波ドップラーレーダーを用いた降水量推定精度の向上, 最新型Cバンド偏波レーダを用いた降雨量推定精度の検証, 16360250}, title = {地球規模水循環システム予測値のスケールダウンと予測の不確実性低減手法の開発}, year = {2006} }