@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00011165, author = {花尻, 奈緒子 and HANAJIRI, Naoko}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要, JINBUN RONSO : BULLETIN OF THE FACULTY OF HUMANITIES, LAW AND ECONOMICS}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本論は、日本語を母語とする中国語初学者における簡体字誤記の傾向およびその指導法について検討する。「簡体字」は簡略化された漢字であり、1950~60年代に中華人民共和国が制定した現代中国語の文字である。日本国内の中国語教育においても、基本的に簡体字が使用される。日常的に漢字を使用する日本語母語者にとって、簡体字の習得は欧米人に比べ容易であるため、簡体字の書写試験時の採点対象となるにも関わらず、学習者・教員双方において、文法・表現・発音ほどの注意が払われていないのが実情である。三重大学中国語統一試験および中国語講義中の作文を対象にデータ収集を行い検討したところ、誤記が決して稀ではないことが確認されたほか、日本で使用される漢字の知識は習得の補助となる一方で、外国語の文字であるという認識が不足するために、却って正確な簡体字を記憶する障碍となっていることが分かった。以上から、日本漢字の素養から発生する誤解を排除し、誤記が容易に起こり得るものであると認識させる指導法を採ることにより、正確な簡体字の習得を促すことができると考えられる。}, pages = {71--82}, title = {日本語を母語とする中国語初学者における簡体字誤記の傾向}, volume = {34}, year = {2017}, yomi = {ハナジリ, ナオコ} }