@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00011166, author = {早野, 香代 and HAYANO, Kayo}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要, JINBUN RONSO : BULLETIN OF THE FACULTY OF HUMANITIES, LAW AND ECONOMICS}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 2012年中央教育審議会の答申を受けてから、大学教育においても、一方向的な知識伝達型講義から学習者参加型・体験型の授業へのパラダイム転換が求められてきており、アクティブ・ラーニングという教育現場での学習法や形式に注目が集められている。しかし、それはあくまで「どう教えるか」の方法論であるが故に、「何を」の学習内容に目を向けることを忘れてはいけない。大学における学士力の構成要素の中に、知識・理解だけでなく、技能・態度(能力)の育成が入ってきているが、それらを可能にする学習内容は、学習過程で学習者の中から生まれる気付きや疑問からも生まれる。そういった気付きや疑問は、学習をより自発的に、そして深いレベルに発展させられるためだ。 筆者は、大学の「日本語コミュニケーションA」というコースの文章表現の授業で、学習者の日本語能力の一つである「現代仮名遣い」の表記を調査し、留学生と日本人学生との協働学習の中で分析・考察を行った。そして、そこで生まれた気付きや疑問から、新たに学習すべき学習内容を抽出し、シラバスに追加した。さらに、その協働学習の過程で、四つの意義を見出した。1.言語の法則や例外を学ぶ価値の発見、2.表現や文章形式の焦点化、3.理論への関連付けにつながる多角的視点の共有、そして、4.グローバル社会における「日本語」の再発見がそれである。これらの有益性から、大学教育において、学習者の気づきから生まれるシラバスを追加する折衷シラバスをデザインする重要性を論じ、よりアクティブな思考活動が可能な協働学習による学習法を取り入れる意義を論じる。}, pages = {83--95}, title = {協働学習の気づきから生まれたシラバス - 現代仮名遣いの分析と考察から-}, volume = {34}, year = {2017}, yomi = {ハヤノ, カヨ} }