@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00012363, author = {田中, 綾乃 and Tanaka, Ayano}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要, Jinbun Ronso: Bulletin of the Faculty of Humanities, Law and Economics}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿は、18世紀のドイツの哲学者イマヌエル・カント(1724-1804)が"Kultur"をどのように捉えていたのかを考察するものである。最近では、「文化芸術」や「文化立国」という言葉が聞かれるが、「文化」という概念はきわめて多義的であるように思われる。そもそも「文化」という言葉は、英語のcultureやドイツ語のKulturの訳語であり、本来のヨーロッパ語においても「耕作」という農耕用語から「精神や魂の養い」という意味まで範囲の広い概念として用いられているという背景がある。とはいえ、現代社会において我々が「文化」という言葉を用いる時、それは近代ヨーロッパの啓蒙時代に育まれ、近代哲学の中で論じられてきた「文化」の概念が踏まえられていると言えるだろう。本稿では、カントの『判断力批判』のテキストを中心にしながら、"Kultur"概念を考察することで、「文化」という概念の射程を明らかにすることを試みる。}, pages = {35--43}, title = {カント哲学における"Kultur"概念の射程}, volume = {36}, year = {2019}, yomi = {タナカ, アヤノ} }