@misc{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00012937, author = {比嘉, 瑠}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 三重県南部の磯焼けの主な持続要因はウニ類の食害とされている。藻場が回復する際のウニ類個体密度に関する研究は数多くあるが、藻場が衰退し磯焼けが発生する際のウニ類個体密度に関する知見が少ない。そこで、磯焼け発生にウニ類個体密度がどのように影響しているかを解明することを目的とした。野外実験で、ムラサキウニ個体密度と藻場衰退の関係を明らかにし、実験結果と藻場の回復/衰退期のウニ類個体密度の関係の調査結果から藻場の状態を評価する指標を作成した。この指標から、三重県南部沿岸の藻場の判定を試みた。 三重県尾鷲市早田浦の砂泥底にケージを設置し、カジメ側葉を8枚/m2、カジメ成体を8ind./m2の密度でケージ内に固定した。ムラサキウニを0, 4, 8, 16ind./m2の密度でケージ内に収容し、カジメの摂食量を測定した。藻場調査は志摩市から尾鷲市にかけて5海域で行い、ランダムに設置した1mコドラート内の樹間構成種被度(%)と高さ(cm)、小型海藻被度(%)、ウニ類個体密度を記録した。          野外実験と藻場回復/衰退期のウニ類個体密度から、藻場から磯焼けに衰退する際のウニ類個体密度の閾値は8ind./m2と磯焼けから藻場に回復する際のウニ類個体密度の閾値は2ind./m2と考えられた。これらの閾値を指標とした結果、波切は安定藻場、和具大島は小型海藻藻場、古和浦は藻場と磯焼けの混在、島勝浦とコドーカは磯焼けと考えられた。, 三重大学大学院生物資源学研究科 博士前期課程 生物圏生命科学専攻 海洋生物科学講座, 48p}, title = {三重県沿岸の磯焼け発生に及ぼすウニ類個体密度の影響に関する研究}, year = {2019}, yomi = {ヒガ, リュウ} }