@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00013155, author = {和田, 崇 and Wada, Takashi}, journal = {三重大学教育学部研究紀要 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践, Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Humanities, Social Science, Education, Educational Practice}, month = {Jan}, note = {application/pdf, 本稿は、光村図書の中学二年生用の国語教科書『国語2』に収録された三浦哲郎の短編小説「盆土産」を分析した作品論である。分析方法としては、テキスト・クリティックを援用し、諸本の本文校訂をたどりながら、そこから浮かびあがる「えびフライ」と「えんびフライ」の校異に着目し、その違いの意味をナラトロジーの観点から考察した。断っておけば、「えびフライ」と「えんびフライ」の校異については、先行研究でもすでに加藤郁夫(二〇〇六)や三村孝志(二〇一〇)、昌二佳広(二〇一一)が論じている。だが、改訂前後のテクストに対する評価づけや、校異によって導き出される「語り手」の問題については、議論が尽くされたとは言い難い。本稿では、校異と語り手をめぐる先行研究に示唆を受けつつも、これまでとは異なる「盆土産」の校異に対する評価を打ちだし、それを教材研究へと結びつけるための新たな物語の解釈を提示した。}, pages = {128--138}, title = {三浦哲郎「盆土産」における「えびフライ」と「えんびフライ」 ―テキスト・クリティックを応用した文学教材研究―}, volume = {70}, year = {2019}, yomi = {ワダ, タカシ} }