@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00013175, author = {富田, 昌平 and Tomita, Shohei and 甲斐, 優香 and Kai, Yuka}, journal = {三重大学教育学部研究紀要 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践, Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Humanities, Social Science, Education, Educational Practice}, month = {Jan}, note = {application/pdf, 本研究では、空想上の存在を意識することが、幼児による道徳行為の実践(違反行為の抑制)に影響を及ぼすのかどうかについて検討した。具体的には、幼稚園の年少児(3-4歳児)10名と年長児(5-6歳児)16名を対象に、彼らが違反行為への誘惑にさらされた状況下で違反行為(後ろを振り返って玩具を見る)を抑制できるかどうかを、子どもに人気の絵本に登場する「お化け」の絵に見られている条件(お化け条件)と誰にも見られていない条件(統制条件)とで比較した。実験の結果、年齢に関係なく、お化け条件の子どもは統制条件の子どもよりも違反行為をより抑制し、違反行為をより長く躊躇した。また、1人でいる間にお化けの絵を見つめることと違反行為を抑制することとの間にも関連が見られた。しかし、空想/現実の区別についての認識と違反行為の抑制との間には関連が見られなかった。これらの結果は、幼児期の終わり頃に道徳や規範の内面化へと至る過渡期において、空想上の存在を意識することの役割という点で考察された。}, pages = {327--335}, title = {幼児の道徳行為の実践における空想上の存在の影響}, volume = {70}, year = {2019}, yomi = {トミタ, ショウヘイ and カイ, ユカ} }