@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00001326, author = {藤田, 伸也 and FUJITA, Shinya}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿は中国絵画の対幅について考察する。対幅とは複数幅からなる一組の掛幅画のことであり、四季山水図や琴棋書画図などが描かれる。対幅には独特の構図法や画題があり、対幅を分析することにより、中国絵画が持つ四季・晴雨などの対概念や、寒山拾得・松柏などの対のモチーフが明確に認識できる。対幅形式の画は五代から宋代にかけて成立し、南宋時代に盛んに制作された。それは南宋絵画の特質と密接に結びついており、対幅について検討することによって南宋絵画が達成した絵画的成果とその限界が明らかになる。そして、元代の文人画家が南宋絵画の行き詰まりをいかに克服し、新たな絵画を生み出したかについても言及する。また、日本では室町時代以来、南宋絵画を鑑賞してきたが、とりわけ対幅作品を好んだ。その理由についても考察し、日本絵画と中国絵画との関わりについて述べる。}, pages = {85--99}, title = {対幅考 : 南宋絵画の成果と限界}, volume = {17}, year = {2000} }