@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00001354, author = {遠山, 敦 and TOHYAMA, Atsushi}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 大坂懐徳堂の第五代学主となった中井履軒(一七三二〜一八一七)の経学研究は,壮年時以来の『七経雕題』『七経雕題略』を経て,晩年『七経逢原』全三十三巻として集大成されるが,その膨大な注釈の中にあって特に『中庸逢原』は,彼自身の『中庸』への高い評価と相侯ち,その経説の特質を明瞭に映し出すものといわれる。履軒によれば『中庸』は,「中和」概念の「立言」に基づき子思によって統一的に構想された「学者の為」の書であり,学ぶ者を「勉学力行」へと誘うべく周到に構成された「教」の書であるという。そしてその「教」の内実を最も端的に表現するものが,これもまた子思により『中庸』において初めて「創言」された「誠」であるとされるのである。本稿はこうした履軒における『中庸』の誠理解を,「忠信」と「明善」,天ー人関係,及び性ー理の分断といった諸相から明らかにし,それを通じて彼の世界観・人倫観の一端を窺おうとするものである。}, pages = {17a--32a}, title = {<論説>中井履軒『中庸逢原』の誠をめぐって}, volume = {18}, year = {2001}, yomi = {トウヤマ, アツシ} }