@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00001368, author = {工藤, 康弘 and KUDO, Yasuhiro}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿では初期新高ドイツ語・日本語小辞典を作るにあたって,どのような語を見出し語として選ぶべきかを考察する。初期新高ドイツ語のテキストを読む際,たとえ意味が現代語と同じでも,表記があまりにも違うために,対応する現代語を推し量れない場合がある。たとえばgelibt(=Gelubte)。こうした語に対しては意味を説明するのではなく,=nhd.Gelubteのような記述が必要になる。これらの語のうち,意味も記述しなければならないものに関しては指示見出し語(Verweisstichwort)を用いて基本形を参照させ(たとえばgerete→gerate),そこで意味の記述をする(gerate 1.助言.2.たくわえ)。現代語と語法が違う場合も見出し語として載せ,その語法を記述する。たとえば2格目的語をとるvergessen,sein動詞で完了形を作るsitzen,中性名詞としてのOrt。新しい意味と古い意味が併存している場合,両者とも載せる方法と,現代語にない古い意味だけを載せる方法がある。ここでは両者とも記述する方向で考える。たとえばlehrenの意味として「習う」と「教える」を挙げる。現代語辞典において古語,雅語,方言とされている語がある。たとえばanheben(始める),behausen(泊める)。これらも見出し語として採用する。bruste(nhd.Brust),hut(nhd.Haut)といった古い強変化女性名詞の2,3格,man(nhd・Manner),hus(nhd・Hauser)といった古い複数形についても記述する。他方,funden,tribenのような接頭辞ge-のない過去分詞,gestrenge,vernunftecliche,schentichenのような接尾辞-e,-liche,-lichenを持つ古い副詞形は,辞書で記述する必要はないと考える。}, pages = {63--70}, title = {初期新高ドイツ語・日本語小辞典作成における問題点 : 見出し語の選択について(独文)}, volume = {19}, year = {2002}, yomi = {クドウ, ヤスヒロ} }