@misc{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00013682, author = {川口, 真穂}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本研究では国内の標本庫に収蔵されているべと病菌の標本を調査し,詳細な形態観察を行い,現行の分類基準に従った分類学的再検討を行った.加えて,日本各地から収集した新鮮な標本を用いて,これらの形態的特徴の記載と複数遺伝子領域に基づく分子系統解析を行って海外産種と比較し,種の多様性を調べた.結果,再検討を行った6 属54 種のべと病菌から新種5 種,新宿主2 種,日本新産種1 種,日本新宿主1種を見いだした.また,海外産種と同様に,日本産種も宿主と密接に関連し,一部は共種分化していることが示唆された. また,標本調査の結果,国内の標本庫には過去に採集された正基準標本を含む数多くのべと病菌の標本が良好な状態で保存されていることが確認できた.一方で,一部の正基準標本は菌体が見られなかったものが有り,それらの標本に関しては,今後新たにタイプ標本を指定する必要があることが示唆された. 本研究により,複数の新種,新宿主等を見出すことができ,日本産べと病菌は種の多様性に富んでいることが明らかにされた.また,今後,日本固有の植物に寄生するべと病菌の調査を進めれば,さらなる新種が見いだされる可能性が示唆された., 三重大学大学院生物資源学研究科 資源循環学専攻 農業生物学講座 博士前期課程, 146p}, title = {日本産べと病菌の分類学的研究}, year = {2020}, yomi = {カワグチ, マホ} }