@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00013730, author = {大日方, 真史 and Obinata, Masafumi}, journal = {三重大学教育学部研究紀要 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践, Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Humanities, Social Science, Education, Educational Practice}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 近年、保護者の有する社会的なネットワークの重要性が指摘されてきている。そのなかでも、本稿では、保護者間の関係に特に重要な意義があると捉え、保護者間におけるネットワークに焦点をあてる。本稿において追求するのは、保護者たちが、公的な性質を有するネットワークを、自発的に形成していくことの今日的な意義と課題である。 公的な性質を有するネットワークに着目するのは、保護者間の私的な関係においては、疎外・排除や抑圧の問題を回避しきれない恐れがあるという理由からである。 公的な性質を有するネットワーク形成のために、学校からの働きかけに公的な機能を期待することは、重要な選択肢になりえよう。しかし、保護者が有する社会的なネットワークが、当の保護者の学校関与に既に影響を及ぼしていることを示す先行研究もあり、学校が主体となる保護者間関係形成の取り組みだけに期待するのでは、十分ではない可能性がある。これが、本稿において、保護者たちによる自発的なネットワーク形成に着目する理由である。 本稿における追求は、小学生の子どもをもつある保護者を対象に筆者が実施したインタビュー調査で得られたデータの分析をもとに進められる。当該保護者は、保護者間のネットワーク形成を構想し、形成に向けた活動を進めていった経験を有する。本稿では、その形成に向けた段階、そして、実際にネットワークが形成された後の段階に、それぞれ実施したインタビュー調査のデータを用いる。}, pages = {283--289}, title = {保護者間関係形成の今日的な意義と課題 -自発的ネットワーク形成事例の検討-}, volume = {71}, year = {2020}, yomi = {オビナタ, マサフミ} }