@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00013737, author = {森脇, 健夫 and Moriwaki, Takeo}, journal = {三重大学教育学部研究紀要 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践, Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Humanities, Social Science, Education, Educational Practice}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 教員養成型PBL教育の目標は、問題解決過程の正確な遂行と結果の産出ではなく、問題の所在の確定(何が問題なのか、誰が解決できるのか)能力を身につけることである。問題の所在の確定の際、学生が持っている「観」(問題を捉える思考の枠組み)は、問題をつかむ手掛かりになると同時に、問題の所在を見えなくしてしまう可能性もある。そこで対話的事例シナリオを用いながら、学生自ら持っている「観」を自覚し、相対化し、必要ならば変容できる経験を組織する試みを行ってきた。しかしなら、単体の事例シナリオでは、学生の「観」の自覚、相対化、変容は困難であることも明らかになってきた(「観」の揺れ動き 大西・森脇2017)。 そこで本稿では、15コマ、30時間のカリキュラム(1科目の授業)において「観」の自覚化、相対化、変容をどのように実現させるか、事例シナリオを位置づけたカリキュラム開発を行うとともに、コンセプトマップによってその変容を可視化する試みを行った。具体的には、2019年度前期教育技術論Ⅱ(教育内容・方法論)の62名の受講生に対して、授業開始時、最終時にコンセプトマップを同じ課題で描かせ、自己分析をさせた。 その結果、学生は可視化された自分の概念地図の変化をもとに、自分の学びを確認するとともに、少数ではあるが、自らの「観」の変容に気づくことができた。コンセプトマップを第三者による評定ではなく、自己評定をさせる活用の仕方についてもその意義を確認できた。課題として、カリキュラムについては対話的事例シナリオの位置づけ、また自己評価を間主観的に発展させるためにはどのようにすべきか、の二点が残された。}, pages = {339--346}, title = {教員養成型PBL教育のカリキュラム開発研究 ―リフレクションツールとしてのコンセプトマップを用いて―}, volume = {71}, year = {2020}, yomi = {モリワキ, タケオ} }