@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00013745, author = {高城, 紀孝 and Takagi, Noritaka and 荻原, 彰 and Ogihara, Akira and 國仲, 寛人 and Kuninaka, Hiroto}, journal = {三重大学教育学部研究紀要 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践, Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Humanities, Social Science, Education, Educational Practice}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 中学校理科の電気分野はわかりにくく嫌いだとする生徒が多い.そこで本研究では,粒子モデル及びPhET というコンピューター・シミュレーション教材を利用して電気分野の理解度及び情意面の改善を試みた.電流の粒子モデルとしては,回路中には「電気の粒」が存在し,「電気の粒」は正極から負極に向かい,回路中で生成・消滅せず,電源をつなぐと正極から負極へ動くものであること,一秒間に一粒の「電気の粒」が回路の断面を通過する場合1アンペアの電流がながれるものとすること,回路の任意の点に流れ込む電気の粒の数は流れ出す電気の粒の数に等しいことといったイメージを提示した.電圧の粒子モデルとしては,電圧を「電気の各粒が持っている元気」と考えるモデルを提示した.このモデルでは,各粒が電源を通ると元気をもらい,抵抗器を通ると元気を使い,導線では元気は使わない.そして電気の各粒は,1周して電源にもどるまでに,元気をちょうど使い切ると考える.PhET は①実験で回路を組む前の安全性の確認,②複雑な回路を作成して電流・電圧を測定する実験の代替として使用した.評価は①電流・電圧に関する教科書程度の標準的な問題及び複雑な回路の問題の正答率,②形容詞一対比較法による授業前後の「電気について勉強することについてのイメージ」変化,③授業後の粒子モデル及びPhET へのイメージにより行った.標準的な問題については多くの生徒が正答できたが,複雑な回路の問題については課題が残った.授業前後の「電気について勉強することについてのイメージ」は「好き」,「やさしい」,「楽しい」,「おもしろい」方向に有意に変化しており,授業を通じて電気学習のイメージが改善された.また粒子モデル及びPhET へのイメージも良好であり,情意面の効果が見られた.}, pages = {423--430}, title = {中学校での「回路と電流・電圧」の指導における粒子モデルとPhETの利用}, volume = {71}, year = {2020}, yomi = {タカギ, ノリタカ and オギハラ, アキラ and クニナカ, ヒロト} }