@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00013748, author = {加藤, 千幸 and Kato, Kazuyuki and 瀬戸, 美奈子 and Seto, Minako}, journal = {三重大学教育学部研究紀要 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践, Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Humanities, Social Science, Education, Educational Practice}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 近年、児童相談所での児童虐待相談対応件数が年々増加しており、児童虐待問題は全国で関心事となっている。虐待相談対応件数の増加は、児童虐待への関心が高まっていることを示唆する一方で、虐待は連鎖するという問題もある。この連鎖は家庭のみならず、虐待から保護された施設入所児童にまで及んでいる。 本研究では、施設内暴力をなくすための活動である「安全委員会方式」を母子生活支援施設へ導入する過程を報告し、その課題を明らかにする。導入過程では、既に導入している施設を見学したり、考案者による講義を受けたり、「安全委員会方式」の活動の一部である聞き取り調査を入所児童に実施した。聞き取り調査を実施した職員の感想や「安全委員会方式」の理解度などを尋ねる職員アンケートからは、暴力への対応の自信の低さや「安全委員会方式」の職員間の理解度のバラつきが見られた。職員間で「安全委員会方式」の理解や意識を一致させておくことは導入への必要な手続きとされており、本施設では職員間の理解度を合わせていくことが今後の課題であると分かった。また、児童が暴力を暴力であると認識していないような様子が見られたことから、暴力の認識に関する啓発を入所母子へ行っていく必要もあるといえる。 今後は本研究で明らかになった課題を踏まえた研修などを本施設で重ねていく一方で、他の母子生活支援施設においても「安全委員会方式」の導入が検討されていくことが望まれる。}, pages = {451--456}, title = {母子生活支援施設における安全員会方式の導入過程}, volume = {71}, year = {2020}, yomi = {カトウ, カズユキ and セト, ミナコ} }