@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00013873, author = {村上, 直樹 and Murakami, Naoki}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要, Jinbun Ronso: Bulletin of the Faculty of Humanities, Law and Economics}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 変革型制度変動は、それを遂行した変革主体がまったく意図していなかった結果をもたらすことがある。本稿の8 では、この「意図されざる結果」を、変革型制度変動がとりあえず実現されても実際には変革主体の当初の意図とは異なる制度の変更が行われてしまうという意味での意図されざる結果と変革主体の意図通りの制度の変更が行われても変革主体が意図しなかった事態が生起してしまうという意味での意図されざる結果に区分する。そして、それぞれの具体例を挙げ、なぜそうした「意図されざる結果」が生起してしまうのかを論じる。 また、一九八〇年代以降、諸個人が能動的な変革主体として社会システムの構造を変革していく過程を、自己組織性あるいは自己組織化という概念によって把握しようとする試みが続けられてきたが、本稿の9では、そうした試みが妥当性に欠けていることを指摘し、その上で自己組織性論を変革型制度変動の過程に関する我々の理論的枠組みの中に取り込むことができないことを示す。 なお、制度変動の過程を対象とする本論考は、ここまでのところ変革型制度変動のみを対象としてきたが、制度変動には変革型制度変動とは異なるタイプの制度変動も存在する。本稿の10では、その中の一つとして行為や事態の累積によって引き起こされていく累積型制度変動を取り上げ、それがどのような過程を経て実現されているのかを説明したい。}, pages = {65--77}, title = {制度変動の過程(4)}, volume = {37}, year = {2020}, yomi = {ムラカミ, ナオキ} }