@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00001389, author = {赤岩, 隆 and AKAIWA, Takashi}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, いわゆるOral Literatureは、新世紀の文学を切り拓く大きな可能性を持っている。なかでも、アフリカ(サハラ以南)のそれは、外のどこよりも豊かな蓄積に恵まれている。もちろん、文学をする場合、もともと無文字社会に属すアフリカ人の作家は、現実問題として、いずれかの外国語に頼らなければならない。が、そうした特殊事情は、必ずしもネガティヴな意味ばかりを有するわけではない。なにより、文学というものは、科学とは根本的に異なり、本質的にシニカルな特質を持つ有機体だからである。その有り様を探るというのが、本稿を第一回としてはじめる、アフリカ文学とOral Literatureとの関係を具体的に考える論考の目標である。今回の作家は、南アフリカのMazisi Kuneneである。かれの書いたEmperor Shaka the Greatを取り上げる。いまやアフリカ文学の古典の一つとなった感のある、この作品の分析を通じ、いかに文学がOralityとLiteracyのあいだを、あるいは、書き言葉の次元で自国語と外国語とのあいだを橋渡しし、Oral Literatureという遺産を未来に向かって生かしてゆけるか考える。そして、その過程でみえてくる、文学とはなにかという根本問題に対する答えのヒント、および、Oral Literatureというものの提起し得る、文学の可能性の輪郭を捉えることを議論の最終的な目標として据える。, 論説 / Article}, pages = {1--14}, title = {アフリカ文学とOral Literature (1) : Mazisi Kunene, Emperor Shake the Great}, volume = {20}, year = {2003}, yomi = {アカイワ, タカシ} }