@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00014099, author = {安食, 和宏 and Ajiki, Kazuhiro}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要, Jinbun Ronso: Bulletin of the Faculty of Humanities, Law and Economics}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿では、福島県会津地方の山村の中から猪苗代町、下郷町、伊南村を選び、高度成長期以降を対象として、特に1990年代以降に注目して、産業構造の変化、および農業の縮小と土地離れの進展について把握しようと試みた。その結果、産業別就業者数(比率)の推移をみると、高度成長期以降、大きくみて第1次産業から第2次産業へ、そして第3次産業へと移行してきたことが確認できた。2015年時点では第3 次産業就業率は50%強(猪苗代町は70%弱)という水準である。その中で就業率が高いのが「宿泊業、飲食サービス業」、「卸売業、小売業」と「医療、福祉」の3種である。次に農業についてみると、1960 年〜2015年における総農家数の減少率は、約50%〜60%に達しており、同時に経営耕地面積も縮小してきた。2015年の耕作放棄地面積率は、町村ごとの違いがやや大きいが、4%〜29%という状況である。最後に、三重県の3山村を対象とした調査結果(安食2020)と比較して検討してみた。高齢化の進展と世帯数の減少は三重県山村の方が激しいが、現在(2015年)の第3次産業就業率には大きな違いはない。ただし、主要な業種はやや異なっており、三重県山村では「医療、福祉」への依存度が全体的に高い。農業については、総農家数・経営耕地面積の減少率、自給的農家率、耕作放棄地面積率のいずれにおいても、概ね三重県山村の方が高い値を示しており、営農基盤の違い等が影響していると思われる。}, pages = {1--15}, title = {福島県会津地方山村における産業構造の変化と土地離れの進展について ―東西日本の比較を含んだ考察―}, volume = {38}, year = {2021}, yomi = {アジキ, カズヒロ} }