@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00014107, author = {吉田, 悦子 and Yoshida, Etsuko}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要, Jinbun Ronso: Bulletin of the Faculty of Humanities, Law and Economics}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿は、留学生インターンシップ事業において、留学生を受け入れた企業の職場スタッフへのインタビュー調査に基づき、留学生に対する現場のスタッフの評価や態度の表出の仕方に焦点を当てた質的分析を試みる。研究手法として、スタンスという概念を用い、談話データにおけるスタンス発話を抽出し、スタンス表明のいくつかのパターンを示すことを目的とする。分析の要点は(1)職場における現場スタッフの主観性(subjectivity)を表す表現が、スタンス表明として共有される相互行為の過程に注目し、(2)間主観性(intersubjectivity)の調整を通して、会話参与者が社会的アイデンティティを形成する一端を記述することである。4つの異なるインタビュー場面における会話参与者の発話を分析した結果、このアプローチは、外国人を受け入れる職場における取り組みへの評価や態度の表出だけではなく、感情や認識の表出の分析にも有効であることが例証された。また、やりとりにおける発話の連鎖から、こうしたスタンス表明は、創発的で動的であり、参与者間で共有されることで、社会的アイデンティティの協働構築へと結びつく可能性が示唆される。}, pages = {95--108}, title = {スタンス表明をめぐる発話解釈への試論 ―職場スタッフへのインタビュー調査から―}, volume = {38}, year = {2021}, yomi = {ヨシダ, エツコ} }