@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00014108, author = {吉丸, 雄哉 and Yoshimaru, Katsuya}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要, Jinbun Ronso: Bulletin of the Faculty of Humanities, Law and Economics}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 公益財団法人石水博物館に現在収蔵されている一四代当主川喜田政明(号は石水)の文事のなかから、教訓・道徳を短歌形式で記した教訓歌をとりあげる。川喜田石水の文事は多岐にわたっているが、教訓歌はその筆頭と石水がみなしていた重要な文芸である。石水は出版ができる状態の稿本である『教訓歌選』(館蔵番号一二七ー一三)を編纂しておきながら、実際には出版の意図はなかった。これはほかの出版可能な稿本を同じで、本人は出費を避け、後代に上梓は任せたものと思われる。収録された道歌はもともとは童蒙の手引きを意図したもので、なにかの本を引き写したのではなく、石水が日頃耳慣れていた歌を書き留めたと思われる。『教訓歌選』は近世後期の伊勢商人がどのようなモラルをもっていたかをうかがうことができる重要な資料であり、実際に『教訓歌選』に示された道徳は石水の妻政子を通じて、孫の半泥子に受け継がれたことが確認できる。}, pages = {1--14}, title = {川喜田石水の教訓歌}, volume = {38}, year = {2021}, yomi = {ヨシマル, カツヤ} }