@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00014152, author = {清都, 康雄 and Kiyoto, Yasuo and 菊池, 紀彦 and Kikuchi, Toshihiko}, journal = {三重大学教育学部研究紀要 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践, Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Humanities, Social Science, Education, Educational Practice}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 2007年の特別支援教育が開始されて以降、地域の小中学校において様々な実態の児童生徒への対応に苦慮する教職員に向けて、特別支援学校のセンター的機能の活用が推奨されている。センター的機能は、今後の地域における特別支援教育を推進する体制整備において重要な役割を担っている。センター的機能の取組に関する状況調査によると、相談および支援の実施件数は増加傾向にある一方、活用ができていない機能もある。 そこで、A県立B特別支援学校における地域支援の実態を概観する中で、センター的機能の成果および課題について整理した。成果として、①支援や相談を通して特別支援学校と地域の小中学校との関係が深まり、センター的機能の充実や教職員の意識向上につながったこと、②特別支援学校の印象が肯定的になってきていることが明らかとなった。一方の課題については、①センター的機能の中で「保護者への相談・情報提供」機能が効果を発揮できていないこと、②地域支援の対象の事象のみで完結してしまい組織の変化につながっていないことが指摘された。 今後の展望として、地域支援を充実させることが教職員全体の知識技能の向上や環境の改善に繋がり、地域の小中学校における対応を可能とする中で、児童生徒の適応的な学校生活を補償できるようになること、情報発信の対象を教職員や関係者のみに限定せず、広く地域全体に向けることで潜在的なニーズへの対応が可能となってくることが示唆された。その前提には特別支援学校における支援体制の拡充の必要性が確認された。}, pages = {323--328}, title = {特別支援学校のセンター的機能における現状と今後の展望 -A県立B特別支援学校の取り組みから-}, volume = {72}, year = {2021}, yomi = {キヨト, ヤスオ and キクチ, トシヒコ} }