@misc{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00014290, author = {小川, 裕美子}, month = {Mar}, note = {application/pdf, ダチョウは鳥類にも関わらず結腸が長く、後腸発酵動物の消化管の特徴を備え、盲腸や結腸にはウマなどと同様に多種多様の微⽣物が高密度で存在している。これまで、本研究室ではダチョウ盲腸内細菌叢の群集構造解析を16S rRNA遺伝子(16S rDNA)クローンライブラリー法により行い、多数の未知菌種が存在することを明らかにした。ダチョウの消化管から未知菌種を分離し、その特徴づけを行うことでダチョウ⼤腸内細菌の宿主に対する役割を知ることができる。そこで、本研究ではダチョウ糞より未知菌種を分離・培養し、その特徴付を行うことを目的とした。雄ダチョウ3羽を供試動物として用い、ダチョウの新鮮糞からバクテリアの分離を行った。分離したバクテリアからDNAを抽出し、16SrDNA配列による分離株の同定を行った結果、HNost1002株、HNost1003株、HNost1008株およびHNost1016株の4菌株3種の新奇バクテリアを分離することができた。次に、分離された新奇バクテリアのうちHNost1016株の16SrDNA配列をRDPIIのClassierで分類したところ、Lachnospiraceae科の細菌であることがわかった。また同遺伝子配列に基づき系統樹を作成したところ、Eisenbergiella yati、Eisenbergiella massiliensisおよびKineothrix alysoidesと比較的近縁関係にあった。HNost1016株は9種の糖(グルコース、セロビオース、スクロース、キシロース、マンノース、アラビノース、ラクトース、ラムノース、マルトース)を利用でき、培養温度39℃を最適温度、pH6.8~8を最適pHとして増殖を示した。HNost1016株はLachnospiraceae科のバクテリアの特徴を備えているが、新奇性の高いバクテリアであると考えられた。, 三重大学大学院生物資源学研究科 資源循環学専攻 農業生物学講座, 58p}, title = {ダチョウ糞からの新奇バクテリアの分離、特徴付けおよびゲノム解析}, year = {2021}, yomi = {オガワ, ユミコ} }