@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00014644, author = {花尻, 奈緒子 and Hanajiri, Naoko}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要, Jinbun Ronso: Bulletin of the Faculty of Humanities, Law and Economics}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 中国当代文学批評において、1980年代からしばしば当代文学作家の「審醜」傾向が指摘されるようになった。中国学術論文データベースから80 年代以降の当代文学批評が「審醜」に着目したケースの動向を予備調査したところ、発表された文学作品の「審醜」要素に対する即時的反応のみの状況から徐々に「審醜」概念が浸透し、2000年代以降には審醜を切り口とした批評の対象が古い作品にまで広がっていったことが確認された。次に文学史の視座から「審醜」文学を批評した論考を分析すると、当初は「審醜」創作を通して作家が現実を正視する態度を評価していたが、続いてリアリズム成就の評価へと転じ、2000 年代には「審醜」描写を自己目的化した新写実小説への批判があり、その後は中国における文学の多様化にともなって文学評論における「審醜」の概念が一般化していく様子が看取できた。}, pages = {73--86}, title = {中国当代文学研究における「審醜」の視角について}, volume = {39}, year = {2022}, yomi = {ハナジリ, ナオコ} }