@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00015007, author = {後藤, 綾文 and Goto, Ayafumi and 南, 学 and Minami, Manabu}, journal = {三重大学教育学部研究紀要 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践, Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Humanities, Social Science, Education, Educational Practice}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 本研究では,いじめ被害を見聞きした第三者の児童生徒が教師への援助要請を抑制する要因を明らかにすることを目的に探索的な検討を行った。大学2 校の学生193 名(女性144 名,男性49 名)に,文部科学省によるいじめの定義といじめを見聞きした第三者の立場にある児童生徒からの相談が少ないことを提示したうえで,「いじめがあることを知った周囲の子どもが,教師に相談しようと思わない理由」について,自由記述調査を行った。KJ 法に準じた方法を用いてその特徴を把握した結果,最終的に「援助要請に伴う自身への影響」,「関与からの逃避」,「教師への援助要請に対する評価」,「周囲との関係性」,「いじめの状況」,「援助要請以外の状況・方略」の6 つの大カテゴリに分類された。なかでも「関与からの逃避」は重要な要因であり,「援助要請に伴う自身への影響」,「教師への援助要請に対する評価」,「周囲との関係性」と関連することが考えられた。児童生徒がいじめの事実を知りながらも無関心に至ったり,いじめ被害者および加害者との関わりを避けたりする前に,教師がいじめ被害者も第三者も助けてくれる存在であると児童生徒が感じることができるよう,普段から教師への信頼感を高め,教師への援助要請に対する評価を肯定的なものにする必要があると考えられた。さらに,児童生徒はいじめ被害者および加害者との関係性によって,教師への援助要請を行うか否か決めていることが示された。学級全体で児童生徒同士の多様な人間関係を構築することがいじめの予防,早期発見・早期解決につながることが示唆された。}, pages = {125--131}, title = {いじめ被害を見聞きした第三者による教師への援助要請行動を抑制する要因の探索的検討}, volume = {73}, year = {2022}, yomi = {ゴトウ, アヤフミ and ミナミ, マナブ} }