@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00015050, author = {鈴木, 秀 and Suzuki, Sakae and 森脇, 健夫 and Moriwaki, Takeo}, journal = {三重大学教育学部研究紀要 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践, Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Humanities, Social Science, Education, Educational Practice}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 英語教育において、書くことはコミュニケーションの重要な手段の一つである。一方で、書くことは、自分の考えや意見を他者に伝えるための伝達手段に留まらない。学習者は、他者に向けて書くことを通して、自分の内面を再度見つめ直し、本当に自分が伝えたいことや伝え方を考えることができる。本研究では書くことのこのような能動的かつ創造的な側面に焦点をあて、「ライティング」と定義し、「ライティング」に関連した能力を「ライティング力」と呼ぶ。 「ライテイング力」を向上させることは、実社会に出たときに自分の意見や考えを持つことにもつながる。そのような意味において、高等学校の段階において、自由英作文に取り組むことは「ライテイング」の良い機会となる。しかし、日本の高等学校における自由英作文の指導は、教師の指導に関連した様々な負担や戦後の歴史的な慣習から十分に行われてこなかった。現在でも筆者の現任校を始め、全国の多くの高等学校では、自由英作文指導は、教師の個人添削によるところが多く、単語や熟語の訂正が中心であり、技能的な側面が目立つ。このような自由英作文指導の実態は、全国の高校生の「ライティング力」の低迷につながっており、喫緊の課題となっている。 本研究は、この状況の打開を試みたものである。従来の教師による添削ではなく、協働的な学習論に基づく自由英作文指導を企画・実践した。特に、書くことの推敲段階に焦点を当て、学習者間における推敲活動であるピア・レスポンスを現任校の英作文指導に取り入れ、授業実践を行った。授業実践の結果より、ピア・レスポンスが生徒の「ライティング力」の向上に有効であることが明らかになった。また、心理学の知見を基にした授業実践を通して、ピア・レスポンス成立のための要件について示唆を得ることができた。特に、従来の自由英作文指導で難しいとされる授業の導入に関して実践例を示すことができた。}, pages = {575--590}, title = {高等学校におけるピア・レスポンスを活用した自由英作文指導の研究}, volume = {73}, year = {2022}, yomi = {スズキ, サカエ and モリワキ, タケオ} }