@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00015080, author = {富田, 昌平 and Tomita, Shohei}, issue = {1}, journal = {三重大学教育学部研究紀要 自然科学・社会科学・教育科学・教育実践, Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Social Science, Education, Educational Practice}, month = {Jul}, note = {application/pdf, 本研究では,幼年期におけるテレビキャラクターになりたいという願いと実在性の認識について,2 つの研究をもとに検討した。研究1 では,短期大学生235 名を対象に回想的な質問紙調査を行った。その結果,幼年期に最もなりたいという願いを持たれているテレビキャラクターは超自然的な能力を持つ空想上の人型キャラクターであり,会いたい・会える存在として捉えられているキャラクターは空想上の非人型キャラクターであった。それらは,アイテムの取得や呪文の使用,異世界からの使い,現地への訪問,特別な出自,自己の変容,見かけの変化,技術革新などがあればなれると考えられていた。そのキャラクターが実在するという認識は,実際にテレビを通して知覚できることや未知の世界,同種の生物,アイテム,証拠などが存在すること,詳細な状況設定や個人の願望・感覚及び軽信的傾向などを根拠として形成されており,それらに基づく実在性の認識は6 歳から9 歳の間に急速に失われることが示された。研究2 では,保育園年長児22 名を対象に個別インタビューを行った。その結果,研究1 とは異なり,好きなキャラクターには空想上の非人型キャラクターや現実キャラクターが多く挙げられ,なりたい・なれるという発言も研究1 と比べて少なかった。他方,会いたい・会えるという発言は多く見られ,キャラクターの実在性を疑っているわけではないようであった。これらは,幼年期にテレビキャラクターに憧れ,それになりたいと願うことの意味と実在性の認識,及び自己の発達との関連を中心に考察された。}, pages = {83--95}, title = {幼年期における憧れのテレビキャラクターになりたいという願いと実在性の認識}, volume = {74}, year = {2022}, yomi = {トミタ, ショウヘイ} }