@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00001528, author = {村上, 直樹 and Murakami, Naoki}, journal = {人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 性起が産出する知覚的立ち現われは、結局のところ物質である。ただ、それは、近代自然科学以来の常識的な意味での物質=死 - 物ではない。性起が産出するのは、生 - 物である。性起論は、生 - 物という物質概念に依拠している。そして、この生 - 物概念は、量子論、内部観測論、自己組織化論、大森荘蔵の知覚的立ち現われ論が、それぞれ死 - 物概念に対置して呈示してきた物質観を総合したものである。本章では、まず死 - 物と対比させつつ、この生 - 物とはどのようなものであるのかを述べる。ついで、死 - 物概念の形成過程を概観し、その上で、生 - 物概念の源泉となった諸理論の物質観がどのようなものであるのかを順に説明していく。なお、生 - 物概念は、我々が後に、性起論の枠内で、行為論、意味論、言語論を展開していく上での前提でもある。}, pages = {101--124}, title = {(私)の消去の後に. 5 : 性起としての世界と人間}, volume = {26}, year = {2009} }