@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00002949, author = {大沢, 尚之 and Ohsawa, Naoyuki and 渡邊, 守 and Watanabe, Mamoru}, journal = {三重大学教育学部研究紀要. 自然科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, アマゴイルリトンボの地理分布を生息地の環境や個体数、成虫の飛翔季節、移動・分散について検討し、分布域の成立を考察した。 1. 本種の分布は北は山形県最上郡大蔵相沼ノ台の女沼、長沼から、南は長野県北安曇郡小谷村戸土の蛙池、角間弛までの主として脊梁山地付近から日本海側までの、冷温帯のきわめて限定された範囲に点々としている。 2. 本種はブナやミズナラの極相林で個体数が多く、途中相では少なかった。また、池沼における水生植物の多少は本種の生息数にあまり関係していなかった。 3. 本種成虫の初見日は6月上・中旬であるが、没姿期は緯度が低くなると遅くなる傾向があった。 4. 本種の分化を晩氷期の一万二千年前頃と推定すると、本種の分布域の成立は日本列島のとくに日本海側のブナ林の盛衰に密接に関係していると考えられた。}, pages = {77--84}, title = {樹林性イトトンボ類の比較生態学的研究 : IV. アマゴイルリトンボの生物地理}, volume = {37}, year = {1986} }