@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003046, author = {征矢, 英昭 and Soya, Hideaki and 吉里, 秀雄 and Yoshizato, Hideo and 服部, 千穂 and Hattori, Chiho and 冨樫, 健二 and Togashi, Kenji and 中尾, 和史 and Nakao, Kazushi and 浜中, 健二 and Hamanaka, Kenji}, journal = {三重大学教育学部研究紀要. 自然科学}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 本研究の目的は、動物モデルにおいて、運動によるACTH分泌反応について血中乳酸で補正することで相対的な生体負担度に対する反応を検討することである。動物モデルに雄ラットを用い、短期(4週間)と長期(10週間)の二つの走運動トレーニングを設定し、これらの時間的な経緯についても加えて比較・検討した。ラットでもヒトと同様に運動中の血中乳酸と血漿中ACTH濃度との間には高い正の相関が認められ、運動によるACTH分泌反応をその時の血中乳酸値で補正(ACTH/乳酸)することの妥当性が示唆された。また、10週間のトレーニングに適応したラットでは、同一運動強度に対する血中乳酸の上昇およびACTH分泌反応は減弱したが、乳酸補正したACTH分泌反応にはトレーニングによる差はみられなかった。しかしながら、副腎肥大がみられた4週間トレーニングでは、10週間の場合と同様に、運動中の血中乳酸の上昇およびACTH分泌時反応は減弱するのに対し、乳酸の割合に対するACTH分泌反応は4週間のトレーニングにより上昇するという変化を示した。このことは、トレーニングの適応前では運動に対しストレス反応系が変化(亢進)している可能性を示している。しかし、このメカニズムについて種々の刺激因子に対する下垂体の反応性や中枢の興奮性の増大などが考えられるが今のところ不明である。以上、ラットでも血中ACTH濃度を血中乳酸値で補正することで相対的な生体負担度に対する運動ストレス反応を見積ることが可能であると考えられ、他のストレスホルモンなどについて検討する場合でも有用な手段であると思われる。}, pages = {93--98}, title = {運動適応における運動ストレス反応の変化とその評価 : ACTH分泌応答の乳酸補正値(ACTH/乳酸)からの検討}, volume = {44}, year = {1993} }