@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003169, author = {蜂須賀, 綾子 and HACHISUKA, Ayako and 渡辺, 守 and WATANABE, Mamoru}, journal = {三重大学教育学部研究紀要. 自然科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, タイ北部の町チェンマイ市とその郊外には、4種のキチョウ属、すなわちEurema hecabeとE. blanda, E. simulatrixが同所的に生息している。日本にも分布しているE. hecabe(和名:キチョウ)は、市街地に散在する各種の緑地(標高300m)からチェンマイ市北方で標高約1000mの山間の集落(Nong Hoi)まで、林緑部や疎林の林床など至る所で飛翔しているのが認められた。一方、E.simulatrixは主としてNong Hoiの二次林のギャップ内や林緑部で捕獲されている。1999年と2000年のそれぞれ9月に、これらの生息地において8時から17時まで雌を捕獲し、腹部を直ちに切り離して50%アルコールに浸し、宿泊しているホテルへ持ち帰った。捕獲した当該日の夕方に腹部を解剖して蔵卵数と交尾嚢内の精包数を調べ、E.hecabeの雌は生涯に3回、E.simulatrixは生涯に4.5回交尾していると測定した。羽化後間もないと判定した雌の保有していた卵数から蔵卵数を比較すると、E.simulatrixが最も多く、約420卵といえた。各時間帯に捕獲した雌の体内の成熟卵数を比較し、E.hecabeとE.ada, E.blandaの3種の産卵時間帯は午前中であると推定した。これらの結果より、同所的に生息する4種の繁殖戦略について考察した。}, pages = {81--90}, title = {タイ・チェンマイにおいて同所的に生息するキチョウ属4種の交尾頻度と蔵卵数}, volume = {53}, year = {2002} }