@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003229, author = {廣岡, 秀一 and Hirooka, Shuichi and 中西, 良文 and 横矢, 規 and 後藤, 淳子 and 福田, 真知}, journal = {三重大学教育学部研究紀要. 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本研究は、大学でのクリティカルシンキング(以下クリシン)教育の可能性として、大学生のクリシン志向性の育成に着目し、クリシン志向性と関連する要因を探索的に明らかにしようとしたものである。大学新入生を対象に4月~7月にかけて3回の質問紙調査を行った結果、クリシン志向性に関連する要因として、日常でどの程度クリシンを経験しているのかという「クリシン経験」と大学進学や勉学に対する「動機づけ」との関連がみいだされた。また、縦断的検討の結果、4月のクリシン志向性の高い学生ほど、考える力を刺激される授業があったと認知しており、さらに考える力を刺激される授業があったと認知した学生は7月のクリシン志向性が高いことがわかった。これらのことから、クリシンの機会が多い学生はクリシン志向性を高め、クリシン志向性が高い学生ほどクリシンの機会に多く接しているという相互関連性が示唆された。さらに、入学後の3ヶ月間に「考える力を刺激された授業」があったと認知している学生の方が、そうでない学生よりもクリシン志向性を高めていたという結果は、大学教育において、新入生の段階からクリティカルに考える機会を与えることの重要性を示す結果として解釈された。また、クリシン志向性は学部によって差があることも明らかとなり、学部の特色に応じたクリシン志向性を高める大学教育を考えていく必要性も示唆された。, クリティカルシンキング志向性を高める対人社会的要因}, pages = {303--315}, title = {大学生のクリティカルシンキング志向性に関する縦断的検討(1)}, volume = {56}, year = {2005} }