@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003243, author = {中島, 喜代子 and Nakajima, Kiyoko and 小長井, 明美 and Konagai, Akemi and 木屋, 真依 and Kiya, Mai}, journal = {三重大学教育学部研究紀要. 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 現在、「子どもの「居場所」がない」といわれているが、子どもの「居場所」がどのように変化したのか実証的に研究されていない。そこで本研究では、子どもの「居場所」を世代間比較を通して検討し、現在の子どもの「居場所」の実態と特徴を明らかにする事を目的としている。この目的を達成するため、「居場所」の定義および理論的枠組みを考察した上で、高校生とその保護者を対象に調査を行った。本研究では、「居場所」を<他者との関わり>の視点から「社会的居場所」と「個人的居場所」に分類した。さらに、「個人的居場所」についてはその意味内容と要求の次元から4つの種類に分けて調査し検討した。なお、今回は特に「個人的居場所」についての報告である。調査の結果、以下の知見を得た。<子ども世代>の方が家庭、地域における個人的居場所の所有率は高くなっているが、学校における個人的居場所はみつけにくくなっているといえる。これは、<子ども世代>の方が家庭において子ども部屋の専用個室化、地域ではお店を多用途に利用していることと関係していると考えられる。また、両世代ともに、家庭・学校・地域すべてに個人的居場所のある子どもは3~4割おり、どこにも居場所のない子どもも0.5~1割存在している。家庭に個人的居場所のある子どもが多い中、家庭にはないが、学校や地域にはある子どもも5~7%みられる。このことから、個人的居場所の中心となる場所は家庭であるが、それ以外の場所に個人的居場所を求めている子どももおり、学校や地域が個人的居場所を補完していることが明らかになった。}, pages = {63--79}, title = {世代間比較からみた子どもの居場所に関する研究 : 個人的居場所の場合}, volume = {57}, year = {2006} }