@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003323, author = {脇田, 裕久 and Wakita, Hirohisa and 竹内, 豊 and Takeuti, Yutaka and 佐々木, 拓美 and Sasaki, Takumi}, journal = {三重大学教育学部研究紀要. 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本研究は、健常な男子大学生10名を対象とし、錘1kgを把持した直立の静止状態から「ヒンジ動作」と「井桁動作」の2条件による振り上げ・振り下げ動作の差異について、動作分析・筋電図および床反力を手がかりとして比較・検討し、「井桁動作」の動作の有効性や特徴を明らかにすることを目的とした。本研究における「ヒンジ動作」を基準とした「井桁動作」の結果は以下の通りである。肩関節最大角度には有意な差が認められず、股関節最小角度、膝関節最小角度、足関節最小角度は、それぞれ0.1%水準の有意な減少が認められた。2) 肩関節振り上げ最大角速度は5%水準の有意な増大が認められた。3) 錘の鉛直方向の移動距離は0.1%水準の有意な減少が認められ、大転子の鉛直方向の移動距離は、0.1%水準の有意な増大が認められた。4) 錘の振り上げ最大速度は5%水準の有意な減少が認められた。5) 三角筋放電量は5%水準の有意な減少、内側広筋放電量は1%水準の有意な増大が認められた。6) 振り上げ動作開始時の加重は1%水準、振り上げ動作中の抜重は0.1%水準、振り下げ中の抜重は0.1%水準の有意な減少、振り下げ開始時の加重は1%水準の有意な増大が認められた。7) 動作時間は1%水準の有意な短縮が認められた。以上のことから、「井桁動作」は「ヒンジ動作」と比較して肩関節角速度の増大、動作時間の短縮、振り下げ動作中の抜重の増大、肩関節負担軽減動作であることが明らかにされた。これには、「ヒンジ動作」が作用方向と同方向に支点を移動する共振動作であり、「井桁動作」は作用する方向と支点が逆方向に移動する揺動支点を用いた動作であり、この差違が「ヒンジ動作」に比較して「井桁動作」の素早い動作を可能にしている要因であることが示唆された。}, pages = {25--31}, title = {古武術における井桁術理を用いた振り上げ・振り下げ動作の解明}, volume = {60}, year = {2009} }