@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003339, author = {栗原, 輝雄 and Kurihara, Teruo}, journal = {三重大学教育学部研究紀要. 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 「聴く力」は、教師が学校(幼稚園を含む)におけるさまざまな問題や課題(発達・教育支援、集団生活への適応支援、保護者支援等々)に対処していくのに不可欠のものであり、教師の大切な専門性の一つと位置づけられる、という考えに基づき、それを①幼児児童生徒(以下、子どもと称する)とのコミュニケーション、②保護者とのコミュニケーション・連携のそれぞれの場合についてこれまで検討してきた。本研究は、教師間のコミュニケーション・連携の場合の「聴く力」の意義・内容につき、さらに引き続き実施されたものである。幼稚園、小中学校、高等学校、特別支援学校に勤務する計約240名の教師に協力を求め、筆者が作成した調査票に含まれる11の選択肢の中から、同僚教師の話を聴く場合、大切であると思われるものを複数回答によって選択してもらった。最も多くの回答者から選択された項目は「ふだんからの同僚との関係作りを心がける。」(約69%)であった。以下、「共に問題解決に取り組もうとしている姿勢を示す。」(約67%)、「一人で抱え込まず、必要なときには、学校全体で対応する雰囲気が学校全体にある。」(約65%)などが続いていた。教師間の日常的な相互信頼関係の構築を背景とした相互支援的かかわりがあってこそ、「話す」「聴く」(コミュニケーション)、「連携する」という行為が安心できる雰囲気の中でなされうるととらえていることを意味しているように受け取れた。こうしたとらえ方は、教職経験年数の長短によらず、共通した傾向が見られた。同僚教師の「聴く力」には技能に関する要因と「関係性」に関する要因の双方が大きくかかわっていることが示唆された。}, pages = {237--247}, title = {教師間コミュニケーション・連携の基盤としての「聴く力」 : 学校臨床心理学と臨床発達心理学の接点からの考察}, volume = {60}, year = {2009} }