@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003446, author = {濱田, 匠 and HAMADA, Takumi and 菊池, 紀彦 and KIKUCHI, Toshihiko}, journal = {三重大学教育学部研究紀要, 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 障害のある子どもたちに対する作業療法の効果と検証に関する症例研究は、その報告内容により、「障害の ある子どもたちに実施した作業療法の効果を彼らの行動変容から検証した群」と、「障害のある子どもたちに 実施した作業療法の効果を作業療法士と彼らとのコミュニケーション関係から検証した群」とに大別された。 前者は、作業療法士の支援によって事例に治療効果をもたらしたことは明らかであった。このことは、障害の ある子どもたちに対して、適切なアプローチ方法を選択さえすれば、作業療法における治療介入が有効である ことが示唆された。一方で、後者は作業療法士と障害のある子どもたちとのコミュニケーションにおいて、作 業療法士が彼らの表情や視線、身体の動き、行動を詳細に観察し、かかわり方を変化させていた。しかしなが ら、彼らの行動表出に対する評価や、彼らの行動表出に基づき、作業療法士がどのような介入を選択し実施し たかに対する評価については、作業療法を実施する作業療法士の経験に委ねられることが多く、誰もが一定の 基準で評価できるような指標が十分に検討されているとは言い難かった。それでもいくつかの実践報告から、 作業療法士と彼らとのコミュニケーション関係に対して、誰もが一定の基準で評価できるような評価指標の構 築に繋がる可能性が示唆されていた。今後、そうした評価指標の作成を試みる際の1つ方法のとして、行動コー ディングシステムを用いた手法があり、作業療法場面における作業療法士と彼らのコミュニケーション行動を 一定の基準で分析できる方法として有効であると考えられた。}, pages = {215--229}, title = {障害のある子どもたちに対する作業療法の効果と検証に関する現状と課題}, volume = {63}, year = {2012} }