@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003453, author = {姉崎, 弘 and ANEZAKI, Hiroshi}, journal = {三重大学教育学部研究紀要, 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, スヌーズレンは、今日世界的には「レクリエーション(またはレジャー)」や「セラピー」として認識され ているが、一方「教育」としての認識は遅れている。しかし現在国際スヌーズレン協会(ISNA)では「教育」 を含めてスヌーズレンの定義等の見直しを行っている。わが国では、肢体不自由特別支援学校を中心に重度・ 重複障害児の自立活動にスヌーズレンを取り入れる学校が徐々に増えてきているのが現状である。そこで本稿 では近年の国際的な動向やわが国の近況を踏まえて、スヌーズレンを「教育」と位置づけ、重度・重複障害児 の自立活動における「スヌーズレン教育」について検討を行った。「スヌーズレン教育」を定義し、「スヌーズ レン教育」の教育課程上の位置づけやその理念・目的・特色を明らかにし、さらにその意義について考察した。 その結果、「スヌーズレン教育」の意義として、①重度・重複障害児が無理なく取り組め感覚面の初期教育に 寄与すること、②対象児の「幸福感」が学習をさらに楽しくし興味・関心やコミュニケーション行動などを引 き出すこと、③周りの環境が対象児に働きかけ対象児の主体的な活動を促進すること、④教師の対象児を見る 目を養うのに効果的であること、の4点が考察された。今後、「スヌーズレン教育」がわが国をはじめ世界中 の肢体不自由特別支援学校などの学校に教育活動(指導法)の1つとして適切に位置づけられる必要がある。 また今後の課題として、「スヌーズレン教育」の学習内容の検討および対象児の感覚面の実態把握や授業評価 の方法の検討があげられる。}, pages = {297--314}, title = {重度・重複障害児の自立活動における「スヌーズレン教育」の意義について}, volume = {63}, year = {2012} }