@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003475, author = {中島, 喜代子 and Kiyoko, NAKAJIMA and 山中, 章子 and Akiko, YAMANAKA and 松崎, 明日香 and Asuka, MATSUZAKI and 井上, 真理子 and Mariko, INOUE}, journal = {三重大学教育学部研究紀要, 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 公共施設を中高生の「地域の居場所」として活用する方策を考えるため、中高生を対象に調査を実施し、公共 施設の利用実態と意識、中高生対象事業の参加実態と意識について検討した結果、以下のことが明らかになった。 1)調査対象の中高生の生活実態をみると、放課後の生活パタンから居場所所有にやや問題があると考えられ る中高生、本音で話し合える人がいない中高生、居心地の良い場所をもたない中高生がそれぞれ1割程度存 在することが明らかになった。 2)公共施設の利用実態では、あまり利用していない施設が多いが、中でも青少年施設の利用度は特に低く、 希望も低い。また、居場所提供や居場所事業を行っている公共施設についての中高の認知度も低い。 公共施設の利用条件として、中高生は無料で利用できること、利用しやすい場所にあり、施設内の自由度 が高いことを求めている。また、自由に使える空間があり、中高生利用できる時間帯に開館していることを 求めている。 3)中高生対象事業については、不特定多数が参加する事業には多くの参加者があるが、個人での参加が基本 となる事業への参加は非常に少ない。しかし、個人的な趣味・興味に関わる事業では希望が大きく増加して おり、中高生が希望する事業と実際に行われている事業とが一致していない部分が大きい。また参加してい る中高生の参加の仕方としては受動的な参加がほとんどであるが、希望ではもっと主体的な参加をしたいと 考えている中高生が多い。 不参加者がその理由とするのは興味の持てる事業がないことと、この年代に特徴的な対人的な問題であり、 施設利用以前の問題が大きい。 4)中高生は、公共施設に対して「社会的な居場所」とともに「個人的な居場」を同程度に求めているが、公 共施設側は「個人的な居場所」に対する必要性意識は非常に低い。「個人的な居場所」に対する必要性意識 に中高生と施設側に大きな隔たりがあり、これが中高生の公共施設利用や事業への参加を妨げる大きな原因 になっていると考えられる。}, pages = {115--124}, title = {中高生の居場所形成のための公共施設利用に関する研究 : 中高生に対する調査}, volume = {64}, year = {2013} }