@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003531, author = {高垣, マユミ and TAKAGAKI, Mayumi and 中西, 良文 and NAKANISHI, Yoshifumi and 田爪, 宏二 and TAZUME, Hirotsugu}, journal = {三重大学教育学部研究紀要, 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本研究では、「協同学習」の活動に焦点を当てた「メタ認知の認知的・情意的・社会的要因を統合した理論的枠組み(Maehr&Midgley,1991)」を、小学4年理科「もののかさと温度」の協同学習場面に適用した教授方略を考案した。その上で、当該教授方略が、協同学習下における「他者とのかかわりによるメタ認知」に、いかなる効果を及ぼすのかを探索的に検討した。分析手法としては、授業における他者との関わりの中でどのようにメタ認知を行っているかを測定するために、まず、授業の前後において質問紙を実施し、数量的分析による比較を通して、全体的特徴を把握した。次に、その結果を踏まえて、「他者とのかかわりによるメタ認知」の変容プロセスを微視的な視点から明らかにするために、授業過程における発話と行為の解釈的分析を行った。これらの分析の結果、①既有知識や生活経験と課題を関連づける、②予想を検証する最適な方法の選択を行う、という教授方略の要素の機能は、他者とのかかわりによるメタ認知の「社会的精緻化」を促すことが示唆された。さらに、Maehr&Midgley(1991)の教授方略に含まれていない要素として、③矛盾例を含む複数の課題に対峙させる、④互いの思考を可視化して(話し言葉だけではなく書き言葉も媒介にして)、裏付けとなるデータを根拠にしながら課題を議論し合う、⑤他者の意見をそのまま鵜呑みにさせるのではなく、自分が選び取った考えの正当性を丹念に主張させる、という配慮をすることも、他者との関わりによる社会的精緻化を生起させることが見出された。}, pages = {271--278}, title = {協同学習におけるメタ認知を促す教授方略が他者との関わりの変化に及ぼす効果}, volume = {65}, year = {2014} }