@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003569, author = {加納, 岳拓 and KANO, Takahiro}, journal = {三重大学教育学部研究紀要, 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿の目的は、大学生のエピソード記述への大学教員のコメントを事例として、体育におけるエピソード記述の質的向上のための視点を提示することであった。そのために、中学校第2学年を対象とした体つくり運動を構想し、学生がTTとして全6時間に参加した。各時間後にエピソード記述を行い、学生のエピソード記述に対して、大学教員2名がコメントを行った。大学教員2名のコメントの背景にある意図をKJ法によって浮かび上がらせ整理した。その結果、エピソード記述では出来事を「図」として浮かび上がらせる「地」が必要であるが、体育授業において「地」をつくるためには、授業に関与する際に、受動的に出来事の事実や印象だけを見るのではなく、授業の課題や展開の意図、課題や展開の中でつまずきの要因の見通し、つまずきへの支援の代案を推論しながら積極的に関与することの重要性が示された。また、課題へ向かう子どもの姿を、単なる表層的な変容としてではなく運動の中心的なおもしろさや身体技法のキーワードとの関係から問い直すことによって、授業の枠組みや運動の見方について再構築が行われることが明らかとなった。}, pages = {207--216}, title = {体育におけるエピソード記述の質的向上に関する事例的研究}, volume = {66}, year = {2015} }