@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003577, author = {柳川, 真紀 and YANAGAWA, Maki and 大谷, 正人 and OTANI, Masato}, journal = {三重大学教育学部研究紀要, 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 中学校の教師に対して「気になる生徒」の実態調査を行った。まず、一公立中学校の教師全員が中学校現場で配慮や指導が必要であると感じる生徒の特徴についての具体像を自由記述したものを、太田・石田の報告を参考に、KJ法で分類して比較した。その結果、規則不適応、不適切行動、多動、感情不制御、友人関係不適応、消極、孤立の他に「学習面での心配」と「基本的生活習慣が気になる」の特徴が追加された。さらに、記載された記述内容を検討し、生徒指導の視点、特別支援教育の視点、両方の視点の3つの視点に分類し、次に気になる生徒の人数と生徒の特徴についての実態調査を行った。その結果、学習面で心配な生徒の人数が多く、教師が挙げた気になる生徒の半分以上を占めた。また、学年別の特徴として不適切行動生徒の割合が、中学2年生で最も高く出た。生徒指導上の問題行動であっても、生徒の行動の背景を探っていく必要がある。以上の結果より、中学校では、特別支援教育、生徒指導の両方を総合させた視点が必要である。また、発達の問題や行動・情緒の問題が複雑に絡んで、最も表面化しやすい時期と捉え、その背景を探り、適切な支援や介入を行うことが重要である。調査結果を踏まえ、適切な行動支援のための連携ができる今後の校内委員会のあり方について考察を行った。}, pages = {281--293}, title = {「気になる生徒」の理解と校内支援について : 中学校の実態調査を通して見える支援の視点}, volume = {66}, year = {2015} }