@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003607, author = {加納, 岳拓 and KANO, Takahiro and 林, 直哉 and HAYASHI, Naoya and 岡野, 昇 and OKANO, Noboru}, journal = {三重大学教育学部研究紀要. 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿の目的は、小学6年生のハンドボールの実践を手がかりとして、ゴール型ボールゲームにおけるわざの形成過程を明らかにすることであった。まず、ゴール型ボールゲームに例示されているハンドボールを特徴づけるわざを、シュートに至るまでのパスゲームの中で求められるフィールドの守備者の隙間と、シュートによるゴールの枠とゴールキーパーの隙間という2つの隙間の突破(防御)であると歴史的変遷から導いた。次に、授業実践の中で、学びを生起したと考えられる場面をエピソード記述によって4件抽出した。その結果、取り上げるゴール型ボールゲームの特徴、本実践であればハンドボールにおけるシュート局面の攻防を制するための2つの隙間を、守備者又は攻撃者といった対峙している相手によってつくられている外の世界とする実体的な捉えから、自分自身も隙間をつくり出している一因であり、攻撃者と守備者の関係によるゲームシステムによって隙間がつくり出されているという認識の移り変わりが、わざの質が高まる過程で起きていることが明らかとなった。さらに、認識の変化を生み出すためには、学習課題の焦点を攻撃者に当てたとしても、攻撃側の閉じられた技術や戦術の理解・習得以上に、課題に焦点が当てられていない守備側が、現状の攻撃では通用しないシステムをつくり出すことが不可欠であると明らかになった。}, pages = {215--224}, title = {ゴール型ボールゲームにおけるわざの形成過程 : 小学6年生のハンドボール授業を事例として}, volume = {67}, year = {2016} }