@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003609, author = {吉田, 卓司 and YOSHIDA, Takashi and 南, 学 and MINAMI, Manabu}, journal = {三重大学教育学部研究紀要. 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本研究では、協同学習の教え合いの技法であるジグソー法を用いた授業実践を行った。高校2年数学II「解と係数の関係」において、導入した学習方略が、学習者の内容理解の変化、動機づけ及び学習観の変化にどのような効果をもたらすのかを探索的に検討した。分析手法として、まずは授業の前後において質問紙を実施した。質問紙では、動機づけ尺度においては効力予期、結果予期、興味価値及び利用価値を、学習観尺度においては、丸暗記・結果重視志向及び意味理解重視志向を使用した。授業前の質問紙の結果に基づき、メタ認知低群・高群、丸暗記・結果重視志向低群・高群のそれぞれ2群に分けて学習観の変化における数量的な分析を行った。また、学習者の授業内容の理解状況を把握するために、授業で用いた内容の類似問題を使用してテストを実施し、記述内容の分析を行った。次にその結果を踏まえて、授業による学習プロセスを明らかにするために、授業過程における発話に基づき、質的な分析を行った。これらの分析の結果、ジグソー法を用いた授業実践を通して、動機づけ尺度において、授業の前後で効力予期、結果予期、興味価値及び利用価値全てにおいて上昇がもたらされた。更に、メタ認知高群及び丸暗記・結果重視志向高群について、授業の前後で学習観尺度の意味理解重視志向において上昇がもたらされた。またテストにおける記述内容の結果、授業後の学習内容への理解の変化が確認された。}, pages = {237--244}, title = {ジグソー法を用いた高校数学の授業実践およびその効果}, volume = {67}, year = {2016} }