@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00003902, author = {成田, 美代 and Narita, Miyo and 中島, 喜代子 and Nakajima, Kiyoko and 湯川, 隆子 and Yukawa, Takako and 増田, 智恵 and Masuda, Tomoe and 吉本, 敏子 and Yoshimoto, Toshiko}, journal = {三重大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 近年の我が国のめざましい技術革新の中で、新しい家庭生活の様式を探求するために、家庭における技術革新に対する依存の実態と必要性意識、さらに適応の実態について調査した。調査内容は「モノ」89品目、「サービス」92項目について、所有・使用の有無と必要性意識および各生活領域を代表させた6品目に対する生活への影響についてであり、1994(平成6)年1月から2月に、団地と農村の主婦を調査対象として調査を行い、団地1,111世帯、農村918世帯の有効サンプルを得た。分析の結果、次のような知見が得られた。「モノ」の所有率は、団地より農村に高く、「サービス」の使用率は、農村より団地に高い傾向がみられた。「モノ」の所有率と「サービス」の使用率を比べると、「モノ」の所有の方が多核、「サービス」の使用の方が低い傾向であった。また「モノ」の必要性の意識は、「モノ」の所有の多いものほど必要性の意識が高かったが、「サービス」の必要性の意識は、「サービス」の使用割合と連動するものと、「サービス」の使用割合が高くても「ぜひ必要」意識は低く、むしろ「あれば便利」が最も高い項目もみられた。総合的に見れば、「モノ」は「ぜひ必要」な項目が多いが、「サービス」は「あったら便利」または「なくてもよい」意識の項目の方が多かった。影響評価では、家電製品(洗濯機、電子レンジ)、保育サービスについては、圧倒的にそのメリットが評価されている。電話についての評価は、時間面と社会的コミュニケーション拡大の点でメリット評価されているが、私生活侵害や文章力減退の側面の認識も高く、機能の複雑化による取り扱いの困難性も認識されている。クレジットカードのメリット評価は高くなく、依存度は低いと言える。自家用自動車の評価は、時間短縮、労働力の軽減、移動空間拡大などの点でメリット評価が高い。しかし、表裏一体の認識でデメリット評価が示されている。影響評価を団地と農村居住者で比較すると、家庭生活を合理化・効率化する点で共通の部分が捉えられる。しかし、農村居住者はより日常的に必要度の高い生活部分での利用が多く、団地居住者では日常生活を発展させた余暇・レジャー面に対しても利用されている。しかし、団地居住者の方が、技術革新の現状に対して、一方的に適応するだけでなく、その問題点についての認識も有している。}, pages = {189--217}, title = {家庭における技術革新に関する研究(第1報) : 家庭における技術革新の依存と適応の実態 : 都市と農村の比較を中心として}, volume = {49}, year = {1998} }