@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00004283, author = {岡野, 昇 and Okano, Noboru}, journal = {三重大学教育学部附属教育実践総合センター紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿では、公立小学校における校内研究主題を手かかりに、その使用キーワードから学習論を、文末表記から発達観を読み取り、その変遷を明らかにする基礎的資料を収集し、それに基づきながら、現状の校内研究の取り組みに対する問題を浮き彫りにすることを目的とした。平成 13 年度から平成 20 年度までの四日市市立小学校おける校内研究主題を対象に調査した結果、平成 13 年度から平成 16 年度までは、「自ら」「主体的に」「意欲的に」をキーワードとする認知主義が最も多く、約 4 割の学校で占められていたが、平成 17 年度を境に、「学び合う」「伝え合う」などをキーワードとする状況主義、認知主義、「身につける」「定着」などをキーワードとする行動主義の順に変化し、特に平成 19 年度からは、約半数の学校が状況主義で占められていることが明らかになった。また、平成 16 年度を境に「子どもの育成」「子どもを育てる」などの文末表記による個体定着指向がやや減少傾向に転じつつあり、「授業の創造」「授業づくり」などの文末表記による意味生成指向がやや上昇しつつあるものの、いずれの年度も個体定着指向が意味生成指向を大きく上回っており、個体定着指向は約 4 分の 3 の学校によって、意味生成指向は約 4 分の 1 の学校によって占められていることが明らかになった。さらには、四日市市立小学校における校内研究主題から読み取ることができる学習論 (状況主義) と発達観 (個体定着指向) のねじれは、パラダイムのねじれであり、実質的・本質的な校内研究が展開されていないことの現れと推察された。}, pages = {69--74}, title = {公立小学校のおける校内研究主題の変遷}, volume = {29}, year = {2009} }