@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00004466, author = {登内, 仁 and Tonouchi, Hitoshi and 小西, 尚巳 and Konishi, Naomi and 横江, 毅 and Yokoe, Takeshi and 池田, 哲也 and Ikeda, Tetsuya and 伊藤, 秀樹 and Ito, Hideki and 尾嶋, 英紀 and Ojima, Eiki and 渡部, 秀樹 and Watanabe, Hideki}, issue = {1}, journal = {三重医学}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 本邦では近年,腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術の施行症例数が増加している.腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術は経腹腔的到達法(TAPP 法)と腹膜外腔到達法(TEPP 法)が主に施行されているが,当科では 2010 年 7 月より TAPP 法を導入した.今回,TAPP 法導入後の短期手術成績を報告する.  2010 年 7 月から 12 月までに TAPP 法を施行した鼠径部ヘルニア 25 例を対象とした.男性 20 例,女性 5 例,平均年齢 62.5±14 歳であった.25 例中 5 例は両側の修復を施行した.1 例は前方アプローチ法の再発症例であった.これらの 30 病変を分類すると,間接鼠径ヘルニアが 19 病変,直接鼠径ヘルニアが 8 病変,大腿ヘルニアが 2 病変,混合型が 1 病変(直接鼠径ヘルニア+大腿ヘルニア)であった.臨床データを入院・外来診療録から検索した.  平均手術時間は 125±34 分(82-202 分),平均出血量は 4.1±4.2 g(0-13 g)であった.平均術後在院日数は 3.6±1.4 日(2-7 日)であった.前方アプローチ法へ移行した症例は認めなかった.両側施行症例 5 例を除外した 20 例を手術時期で前半 10 例,後半 10 例に群別し手術時間を比較した.前半は 134±28 分,後半は 99±12 分で後半の手術時間が有意に短縮されていた(t 検定,p<0.024).  合併症は鼠径部の漿液腫を 1 例,血腫を 1 例に認めたが再入院や入院期間の長期化を要するような重篤な症例は認めなかった.早期再発症例は認めなかった.  今回の検討では,当科で導入した TAPP 法の短期的な合併症は許容範囲内であった.観察期間が短いため,術式の評価には今後症例を蓄積しながら慎重に経過観察することが必要と思われる.}, pages = {1--4}, title = {鼠径部ヘルニアに対する腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術の短期手術成績}, volume = {55}, year = {2012} }