@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00006053, author = {落岩, 健 and Ochiiiwa, Takeshi and 森田, 脩 and Morita, Osamu and 江原, 宏 and Ehara, Hiroshi and 野村, 弘司 and Nomura, Hiroshi}, journal = {三重大学生物資源学部附属農場研究報告 = The bulletin of the Experimental Farm, Faculty of Bioresources, Mie University}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 競争馬の敷料の変更によって産出されることになったウッドチップ堆肥(N含有量0.4%)を農地へ還元するための基礎資料を得る目的で,この堆肥とほぼ同程度の成分量を有するバーク堆肥(N=0.62%)と窒素成分が1.92%の完熟堆肥を供試して1995年から1996年にかけて夏作スーダングラス-冬作エンバク-夏作スーダングラス(2回刈り)の2年3作(4回収穫)の作付体系で圃場栽培し,飼料作物の収量性・土壌の理化学性などについて化学肥料単独施用区のそれらと比較した。施肥は,播種前に基肥としてウッドチップ堆肥区とバーク堆肥区は5tの堆肥と化学肥料(N成分で10kg/10a)を併用し,窒素成分量の高い完熟堆肥区は堆肥単独施用し,化成肥料単独施用の対照区はN成分で15kg/10a施した。結果は以下の通りである。 1.未分解の木片が混入し腐熟程度が最も低いウッドチップ堆肥区は1995,96年ともに他の2種類の堆肥区および対照区と同等の生育・収量・土壌状態を示した。 2.ウッドチップ堆肥区2年目の施肥量は1年目の58%程度であったが,収量は70%程度得られ,2年目の収量が相対的に多かった。この傾向は対照区並び他の堆肥区とも同様であった。 3.土壌硬度は,3作とも試験区間で有意差は認められなかったが,1995年冬作よりも1996年夏作の値が,また夏作においては1年目より2年目の値が小さくなる傾向が認められた。 4.両年とも作土の上層部では,土壌硬度と三相分布との間に一定の関係は認められず耕転の影響を受けていたと考えられるが,スーダングラス播種後の下層部において土壌硬度が固層率とは正の,液層率とは負の,それぞれ相関が認められた。 以上から,ウッドチップ堆肥は本実験の施用量では,化学肥料と併用すれば既に市場に流通している堆肥と同様,化学肥料単独施用の慣行栽培区と同程度の生育状態・収量が得られ,土壌状態も特に差が生じなかった。このことから,5t程度の量を圃場に還元しても支障は無く,さらに多量の施用も可能と考える。}, pages = {57--65}, title = {馬房敷料ウッドチップの施用が飼料作物の収量と土壌の理化学性に及ぼす影響}, volume = {10}, year = {1999} }