@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00006156, author = {立花, 義裕 and Tachibana, Yoshihiro}, journal = {三重大学大学院生物資源学研究科紀要}, month = {Feb}, note = {application/pdf, A new funding “Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas” was started in 2009. This Grant-in-Aid supports the big science whose coverage is beyond single scientific area Fortunately, our research group was selected out of a large number of research plans from 2010 through 2014. A general representative of this study is Dr. Nakamura of Tokyo University, and there are ten sub-themes. I am selected as a team leader of one of the sub-themes. The total amount of the budget of this grant in aid is about one billion yen for five years. The budget of my team is about 80 million yen for five years. The purpose of this study is to understand coupled atmosphere-ocean system in the midlatitude region around Asia, in which both warm Kuroshio and cold Oyashio are located. In addition, influence of the physical coupling between the atmosphere and the ocean upon the biological production around Japan is studied. This short note briefly introduces our research plan to scientists who are not familiar to the climate research., 文部科学省の大型の科学研究費補助金の種目に, 新学術領域研究 (研究領域提案型) が21年度から新たに設けられました (以下科研費と略します) 。我々研究グループは幸いにも本年度 (22年度) にこれに採択され, 足かけ5カ年の研究に着手しました。5年間で総額10億円近い額の大型の研究費です。この科研費は, 東京大学大学院理学系研究科・地球惑星科学専攻の中村尚准教授を領域代表 (全体の代表者) とし, その下に 10 の計画研究が配備されております (表 1)。筆者は, その 10 の中のサブ計画研究の研究代表者を務め, そのサブテーマ名は「縁辺海が大気の擾乱・雲形成・大規模循環に果たす役割」です。縁辺海とは, 東シナ海等も含む, 日本の周りの海のことです。筆者が代表を務める計画研究の予算額は, 5 年間総額約 8 千万円で, 初年度 (22 年度) の予算は約 2 千万円です。この額は本年度の科研費の採択金額の中では三重大学では最高額です。本稿では, この科研費研究の目的等を紹介することを第一の目的とします。この科研費には公募研究があり, 採択された公募研究者, つまり計画研究以外の研究者もこの研究に参加することができます。公募研究は研究者番号を持っている全ての研究者にオープンであり, 海洋・水産・気象・気候関連研究者の応募を強く期待したいと思っております。なお, 新学術領域研究の目的の一つに,「既存の学問分野の枠に収まらない新興・融合領域の創成を目指す」という項目があります。この科研費の申請は分野としては, 筆者らの専門分野である「理工系・数物系科学」で申請しましたが, 気候変動は, 陸や海の生物生産に大きく関連していることから幅広い分野からの公募に期待したいと思っております。三重大学生物資源学研究科にも本研究テーマに関連した研究をされている研究者が多く, なんといっても日本では数少ない練習船を有する研究科です。本稿の第二の目的は公募研究への申請の期待と同時に, これを端緒とする気候変動の研究において, 三重大学生物資源学研究科内部での組織的研究集団の萌芽への期待です。ここであえて記すほどのものでもないですが, 三翠とは「空のみどり、樹のみどり、波のみどり」です。前学長の言葉を借りれば,「三重大学は空と樹と波の美しさを理解し、そうした素晴らしい自然との共生を目指す大学」です。空の研究, 陸の研究, 海の研究がバラバラでは, 自然が奏でる三位一体の美しいハーモニーの理解には至りません。採択された新学術領域研究はその中の「空のみどりと波のみどり」との融合を目指す研究です。なお本稿は科研費申請時の計画調書に基づきそれを紀要用に改変訂補した内容です。また, この科研費研究には web page があり, そのアドレスは, http://www-aos.eps.s.u-tokyo.ac.jp/hotspot/index.html です。}, pages = {61--69}, title = {気候系の hot spot : 熱帯と寒帯が近接するモンスーンアジアの大気海洋結合変動 (科学研究費補助金 : 新学術領域研究 (研究領域提案型) の概要)}, volume = {37}, year = {2011} }