@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00006359, author = {Takeda, Sakuzo and 竹田, 策三 and Hattori, Hiroshi and 服部, 弘}, journal = {三重大學農學部學術報告 = The bulletin of the Faculty of Agriculture, Mie University}, month = {Dec}, note = {application/pdf, かんきつ類果皮の黄色表層部(フラベド)には油脂が存在し,それに精油が内蔵されている。その含有量は,温州みかんで果皮に射し 0.6~1.2%,夏みかんでは1.3~2.4%,バレンシアオレンジで0.6~1.7% 程度である。これらのかんきつ油は,インライン搾汁システムを装備する大型ジュース工場こおける,ジュース濃縮工程および果皮よりモラセスを製造する工程で分離回収される。かんきつ油の主成分はd-りモネン(C10H16)で,CFR機関による測定の結果リサーチオクタン価106~140と極めて高く火花点火機関に適している。本研究は,かんきつ油の内燃機関燃料としての有効性を確かめる目的で,かんきつ油100%および,かんきつ油とガソリンを任意の割合に混合し,農用2サイクル火花点火機関を供試機関とし,電気動力計により機関出力を測定した。また燃費率,排気分析を行なった。その結果,ガソリンにかんきつ油を混合したとき,同一条件において,かんきつ油およびかんきつ油混合燃料は機関出力が増加した。その理由は,かんきつ抽はガソリンより容量あたり発熱量が大きいことによる。燃費率は,空燃費0.9前後で,かんきつ抽,ガソリンの間に差はなかった。排ガス濃度は,HC,COともガソリンの場合より低下し,かんきつ油混入割合の増加に伴ない,その傾向は顕著となった。かんきつ油の粘度は0.9~1.0 cst である。これはガソリンの粘度より高いが,気化器メインゼットの口径は,ガソリン仕様でその性能が発揮できた。以上のように,かんきつ抽は,火花点火機関燃料として実用化できる。}, pages = {121--127}, title = {Studies on the Citrus Oil utilization for Spark Ignition Engine Fuel (I)}, volume = {67}, year = {1983} }